こんにちは、ヒメです。
2022年、また細々とブログを書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
55歳、記念すべき?ゾロ目の年となる今年、
めちゃくちゃ面白そうで楽しみだけど、人生後にも先にも一度しかやってみることはないだろうな、ということをやってみようと思っています。
で、その「面白そう♪」ということに出会うまで、そして出会ってからのこの間、今までにない形で自分自身について深く考えていました。
私は今まで過去を振り返ることなく、未来を考えることなく、今を楽しく充実させねば!といった感じで、その先一年くらいしか考えずに生きてきました。
それが54歳になり、はじめて自分の過去に向き合って色々と考えたのですが、いまだからわかることが色々とあり、自分自身新たな発見もあり、過去を振り返るというのも面白いものなのだと知りました。
その中で、長年、なぜだろう?と答えがわからずモヤモヤしていた「旅する理由」をも知ることができました。
なので、今日はそのきっかけとなった私の中の「旅の映画」をみなさんにご紹介したいと思います♪
旅行・旅に求めるものは何ですか?
この記事を書こうと思った理由は、
まだしばらく自由に旅行できそうにないこの時期、
自分の中で旅を連想させる映画をピックアップして、「自分が旅行・旅に求めているものは何なのだろう?」ということを知るのも面白いのでは?と思ったからです。
私は以前、旅行・旅について思うことを記事に書いたことがあります↓
なんか、、、今読み返してみると、思考が浅いというか、自分のこと何もわかっていなかった、恥ずかしい(-_-;)
とりわけ旅行好きなわけでもなく、海外大好き!憧れる!といった強い気持ちがあるわけでもないのに、20歳の時からひとりで海外を旅してきました。
でも、「なぜひとり旅行するのか」「旅行好きなんですね」、こんな言葉を投げかけられると、なんだかわからない違和感と、答えを持ち合わせていない自分にいつもモヤモヤしていました。
選んだ映画から自分の旅が見えてくる
この数年、私には珍しく旅行へ行きたい気持ちが全く起こらなかったのですが、急に、どこかへ行きたいな、という気持ちが湧いてきました。
で、ふと、旅心を満足させてくれる映画を思い浮かべ始めたら、次から次へと映画が頭に浮かび、止まらなくなりました。
今まで見た映画の中から、旅をテーマにブレインダンプ?して、自分の中でカテゴリー分けをしていたところ、まさかの「旅する理由」に辿り着くこととなったわけです(長い道のりだった!)。
振り分けてみると、、、
その映画をみたから、その場所へ行ってみたいと思った映画、
例えば↓
ジョンウー監督の映画をみて香港へ行きたいだとか、サウンドオブミュージックを見てスイスへ行きたいだとか、黒いオルフェを見てブラジルへ行ってみたいだとか、、、覇王別姫を見て中国で京劇を見たいだとか、、、etc
そういった映画とはまた違い、全般に共通する、本質的なもののような映画というのがありました。
それが、「私が旅する理由」がわかった映画6本です。
旅する理由が見つかった映画
番号を振りましたが↓順位不動、どれが一番というのではないです。
では、思い切り主観的な感想つきで(*´з`)6本をご紹介します♪
1.The Motorcycle Diaries
すでにラテンアメリカを旅したあとに見た映画。
チェ・ゲバラをガエル・ガルシアが演じています。私の中でチェといえば、イメージてきにベニチオ・デルトロ以外に考えられない、、、などと思いながら観ました。
これはチェ・ゲバラが革命を始める前の段階、若き日の物語で、これはガエルガルシアでいいのだと納得(のちにチェ・ゲバラの映画『CHE』ではベニチオ・デルトロが主役、やっぱり(*´з`)
旅って、人間形成の上で素晴らしい投資、教育じゃないかなって思った映画。
2. Into the Wild
映像ディレクターが先のモーターサイクルダイアリーの時と同じ方だけあって、その映像美は美しいです。映画館で見たい映画。
ショーン・ペン監督が、撮影の合間に立ち寄ったサンフランシスコの本屋で立ち読みして一目ぼれして作ることになった、実話ベースの映画。
私は先に映画を観て、のちに本を読んだのですが、圧倒的に本の方がよかったです
映画を見たら絶対に原作を読みたくなる映画のひとつ。本を読む最初の切り口として映画をみるのもいいかと(ただ、逆に映画で本への興味がなくなる可能性もあり)。
ちなみに、本は翻訳本ではなく英語の原本で読みました(洋書自体ペーパーバックで読みやすく、英語学習として読むのにもいいと思います)。
私はこの本によって自分自身について気づかされたことがあり、自分のことを深堀して考えるきっかけにもなりました。
自分自身について考えさせられる、自分に気づくきっかけとなった映画(というか本)。
3. Before sunrise Trilogy
選んだ映画のラインナップからして、ちょっと私が選びそうにないような映画、でも大好きな映画【Before Sunrise/Before Sunset/Before Midnight】Trilogyという3部作です。
3部作ともなると、1作目がよかった的な感想になりやすいですが、これは3部作揃っての映画といった感じです。
ストーリー的には、大きく感動とか、驚きの展開!旅!人生を考えるといった壮大なものではないのですが、会話劇が素晴らしい異色の映画。
ひとり旅、旅行をしているときの時間、空間、あの何ともいえない、囚われていない感じの空気感がある映画。
今のデジタル時代「9年後の、、、」という、この映画のようなロマンティックさは失われてしまっているのかな。
第4弾!続編の噂がありましたが、続編は制作されずにどうやら3部作完結変わらずのようです。個人的には、見たいような見たくないような、、、いいものは時として手を加えすぎないほうがよいので3話完結でよかったです。
私の中で会話はすごく重要、その会話の素晴らしさが響く映画です。
4. The Lost City of Z
最近の映画、なんかB級映画っぽくて全くもって期待せずAmazonで見た映画。
もう一度みたいか?と聞かれたら、「いや1回でいいかも」と答えると思う映画(笑)
なのだけれど、
いつの間にやら引き込まれて、最後の最後のところで、ものすごく共感しめちゃくちゃグッときた映画。
実話ベースですが、エンディングは想像で作られています。が、そうだったのだと思いたいストーリー。
旅に出る、知らないものを知る、自分で決めた人生の決断にたいして、結果はどう向かおうと、満足できるか?、そう思えるか?
何が人生を充実させるか、自分の人生幸せだったと思えるか、その鍵がどこにあるのかを確認させてくれた映画です。
今観ても色あせない映画
Even if it’s a bit outdated.
最近、昔の映画を見ると、
あまりに時代が変わって、なんでこの映画にあんなにも惹かれていたんだろう「あ~、あのいい思い出のまま残しておけばよかった」と思う映画も結構あったりします。
と思えば、今なお、改めて見てもいい映画だなというのもあります。(先日見たドクトルジパゴとか)そんな中から2本
5. Easy Rider
子供のころ見た記憶があるのだけど、よく覚えていなかった映画。
あの印象的な音楽と、広大なアメリカの風景、そして衝撃的な内容に、心がザワザワして、子供が見てはいけない映画といった印象でした。
私はバイクに乗らないのですが、車やバスでロードトリップし、壮大な景色をみると、この映画を思い出します。
その後、ひとりで何度も旅をして、アメリカも旅をして、大人になり再度観てびっくり!こんな映画だったのか。
ジャック・ニコルソンがFreedom(自由)について語るシーンが私的はすごく印象的であり、共感しました。
1969年の映画ですが、問題提起といい、今見ても色あせない映画。
6. The Endless Summer
いい波を求めて世界を旅するサーファーの映画。
子供ながらに、すごく夢があって、ワクワクした映画です。
いい波を、夏が来るのを、「待つ」のではなくて、いい波を求めて旅をする、好きなものを求めて自ら行動する。
好きなものを、好きな環境を自ら追い求める、そんなところに幼少期から惹かれていたのかも。
まさに、私にとっての旅とはこういうことだったのか!というヒントをもらった映画。
好きなものに囲まれたいから、自分の好きな環境に身を置きたいから旅していたんだなという、旅する理由の一つに気付かされた映画。
映画ではなくフィルムからplus
劇場公開映画ではないけれど、ドキュメンタリーフィルムなので入れます。
(先のエンドレスサマーもドキュメンタリーだけど)
自分の旅を考えた時、外せない2本。
7. The kindness diaries
こちらリアリティ番組、ドキュメンタリーです。
こういった番組にありがちな、「本当にちゃんと旅したのか?」みたいな声もあるようですが、、、
ひとり旅をしてきた人なら、幾度となくそっくりそのまま、こんな経験、旅をしたことがあるはず。
私もその素晴らしい経験、沢山のKindnessを多くの色んな人からもらったうちのひとりです。だから、自分の経験を重ね合わせて見てしまいました。
知らない人の家に何度泊まらせてもらったことか、二度と会わない人にどれだけご馳走になったことか。通りすがりの人にどれだけ優しくしてもらったことか。
昔の旅のことなんかすっかり忘れていることばかりで、直近の旅でさえうる覚えな私ですが、出会った人とのことは鮮明に覚えていたりして、今でもみんなの顔が思い浮かびます。
旅って、やさしさって本当に素晴らしい。一期一会の出会いだからこその優しさに触れると、人の優しさの大切さがわかります。
家族でもない、友だちでもない、もう二度と会わない、そのときだけ、そんな出会いに人は救われるときがあると私は思っています。
旅って、人の優しさをも教えてくれる、時として学校以上の存在だなっていつも感じます。
8. Living on One Dollar and Salam Neighbor
恥を偲んで言えば、私は社会情勢にも政治にも疎く、知識もなく、興味もあまり持てず、、、
「興味とかいう問題ではない、わかっているなら勉強しろ!」と突っ込まれそうなのですが、英語の勉強もできないことからもおわかりの通り、どうにもなのです。
これには、頭が悪い、知らなくても生きてこれてしまった、それらについて熱く語る友人がいない(そもそも友人も僅かしかおらず、私に合わせてその話題をさけるのか)他にも原因はあるとは思いますが、、
そんな私でも、僅かばかりの関心を持つ事ができたのは、旅に出ているからこそだなと、このフィルムをみて思いました。
今まで訪れたことのある国は35ヵ国と少ないのですが、出会った人の国の数はそれ以上、その出会った人を通して、興味を持つことができたんだなと思います。
そして、もう一つ、
旅の最中いつも考えることのなかに、「豊かさとは何か?」「幸せとは?」ということがあります。
私は自分の中にゆるぎない価値観というものがあるのですが、日本にいると、自分はおかしいのかな?と感じることが少なくありません。
でも、そんなことはないと思わせてくれて、考え方の柔軟さをも与えてくれるのが旅だったんだなと、このフィルムを見て気づきました。
さて、みなさんの頭に浮かんだ旅の映画は何ですか?
自分の好きな旅の映画をピックアップしてみると、新たな自分の発見につながるかも!?自分を知るって面白いです。
今日は、私がなぜひとりで旅してきたのか?何を旅に求めていたのか?その答えが見つかるヒントとなった映画をシェアしてみました。
紹介したのはたった6本なのですが、カテゴリー分けをした映画は80本ほどになり、また機会があったら、別の映画も、別の視点でご紹介したいなと思っています。
では、
最後まで記事にお付き合いいただきありがとうございました!
ヒメ