こんにちは、ヒメです。
2023年、多くの人が、それぞれの幸せを感じられる年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初のブログ記事、ここは新年の抱負から始めたいところではありますが、新年に立てた目標を達成できたためしがないので、いまさらですが、昨年2022年の思い出を振り返って今年2023年をスタートさせたいと思います。
私の昨年2022年は、色々と大きな出来事あり、英語学習そっちのけで、知らないことに夢中になったり、新しいことに次々挑戦した1年でした。
そんな数ある出来事の中から、思い出をひとつメモします。
その思い出とは、、、
飽きっぽい私が30年以上もの長きにわたり続けることのできたネイルの仕事、それを昨年2022年で辞めたことです。
仕事を辞め、55歳になり振り返ってみると、私にとって30年以上も続けることのできたネイルの仕事は、自分自身でも気づいていなかった、もともとの性質に合った、天職と呼べるものだったのではないかと今実感しているわけです。
そして、そのネイルの仕事内容を振り返ると、私がコツコツとマジメに、ひとつの英語学習法を続けられないのも納得というか、ネイルの仕事と英語学習への取り組み方に、とても似たものを感じました。
そんなわけで、英語とは全く関係ない話ですが、ここにメモしておこうと思います。
もしかすると、私のような仕事の選び方もアリなのではないかな?とも思ったので、特にやりたいことはない、でも好きな仕事をみつけたい人へ、私の経験が何らかのヒントになれば嬉しいなとも思います。
天職とは辞めてから気づくもの??
10代の頃から、ネイルをするのが当たり前に生きてきて、ずっとずっと私の爪先を彩り、身近にあったネイル。
実質的には、50歳でフルタイムで働くことを辞めて、ゆる~い感じで働いていたので、そんなに寂しくなることはないだろうと思っていました。
ですが、最後の仕事が終わった夜はウルっとしてしまい、2週間ほどは今まで経験したことのない、なんとも言えない寂しさでいっぱいになりました。
できるところまでネイルの仕事はしたいかも、、、そう思い、細々と続けていたわけなので、もう二度と、あの楽しいネイルの時間を過ごすことはない、そう強く実感し、現実として受け入れたからだと思います。
しかし、1か月もすると、自分でも驚くほど吹っ切れて、仕事だけではなく、色々とリセットし、新しい人生をいちからやり直す勢いで未来へ向け歩き始めました。
で、もうネイルの仕事をすることはないと決め、辞めてから気づいたこと、
それが、私にとって30年以上も続けることのできたネイルの仕事は、適職ではなく、かなり天職に近いものだったのではないか?ということです。
「なんでネイリストになったんですか?」
「もともと手先が器用なのね」
お客様や周りの人たちによく聞かれた質問です。
私は特に手先が器用なわけでもなく、アートのセンスがあったわけでもなく、ネイリストになりたい!という気持ちでネイルの仕事を選んだわけではなかったので、この質問をされると、上手く理由を説明できず困ったものでした。
いつも「自分でできる仕事がしたかったから」と、ざっくりと答えていました。
この質問をする多くの人の目には、好きで選んだわけでもなく、適職だと感じてネイリストになったわけでもないのに、好きだから選んだような仕事ぶりに見えていたらしいのです。
将来の夢なんてないけど自立はしたい
もともと私は、中学を卒業したら就職しようと思っていました。
なぜなら、中学3年生のとき、ある日突然、父が亡くなってしまったからです。
思い描いていた未来は一瞬にして手の平からスルっと落ちてしまい、母と私は夢にも思わなかった人生を歩むこととなりました。
勉強する気も失い、お金のことを考えると、高校へ行かせてもらうのは罪悪感しかありませんでした。
「お金がない、お金がない」と心配する母、「あなたがお母さんをあなたが支えてあげないとね」と、周りの人たちに言われていたので、早く独り立ちしなくてはと、まだ何もできない自分に焦りも感じていました。
とはいえ、私が大黒柱になって母を助けるという、できた娘の感覚では全くなく、周りに色々言われるのが嫌なので、早く自分の力で生きていきたいという感じです。
しかし、「高校は絶対に行かないとダメ、大学へは行かせられないけれど、専門学校か短大なら大丈夫だから。これはパパの希望でもある」そう母に諭され、気は進まないものの、母に甘え高校へ行かせてもらい、その後専門学校へ進みました。
将来の夢や希望は全くなく、とりあえず自分が興味のある分野、旅行の専門学校に入学しました。
が、しかし、学費を出してもらって申し訳ないと思いつつも、その専門学校を1年足らずで私は辞めてしまうのです。
近年心理学を勉強してわかったこととして、やはり父の突然の死が、私のメンタルに与えた影響はとてもつもなく大きく、この行動に少なからずつながったように思います。
と、なんだか、偉そうにもっともらしい言い訳を書きましたが、それは近年思ったことで、当時の理由は他にあります。
それが、私は旅行業に就きたいわけではなくて、自分が旅して色んな世界を見たかっただけという、なんとも間抜けな理由に入学してから気づいたからでした(笑)
そこに気づいてしまった以上、早く方向転換せねば!と焦り出したことを今でも覚えています。
そして、頭できちんと考えて答えを出せない、とにかくなんでも自分でやってみないとわからない、気が済まない、という頭の悪さは、55歳の今になっても全く変わっていません💧
専門学校を途中で辞めた私ですが、のちにというか、近年50代で放送大学へ行きました↓↓
自分ひとりでできる仕事がしたい
専門学校を辞めて数年は、派遣やアルバイトをしつつ、ふらふらっと旅ばかりしていました。
自分が旅をしたかっただけ!という気づきを忠実に実行したわけですね(笑)
(その旅の中で、マニキュアリストという職業や、ビューティーサプライを知ることとなったのですが、この時点ではネイルの仕事をしようとは考えていませんでした。)
そんなふらふらした生活を満喫する一方、何か自分ひとりでできる仕事がしたいと常に思っていました。
私の場合、当時は高卒ですので、その時点でまず職業は限られます。
その後、やりたくないことや、自分が送りたい生活スタイルを考えた結果、ネイルの仕事にたどり着きました。
たどり着いた後は、一気に興味が湧いてテンションも上がり、ネイルの仕事をしよう♪と決めたのですが、当時はこんなにも長い間、この仕事を続けることになるとは夢にも思っていませんでした。
もちろん、一生の仕事にする!と選んだわけでもありませんでした。
やりたくないことがわかれば見えてくるものがある
当時の日本は今とは全く違い、学校を卒業したらリクルートスーツを着て会社に就職、もしくは早々に結婚する、という女性がとても多い昭和の時代でした。
そんな時代にあって、私はといえば、リクルートスーツに何の魅力も感じなかったし、結婚にも全く興味がありませんでした。
ただ漠然と、自分でできる仕事がしたいとは思っていたけれど、なりたい職業も、やりたい仕事もわかりませんでした。
ただ、どんな仕事にせよ、こういう条件だったら嫌だなというのははっきりしており、そこから、次のような条件をクリアできる仕事はなんだろうと考えました。
- 自由な髪型でいいこと
- 好きな洋服を着れること
- 満員電車に乗らずにすむこと
- 自分の自由に旅行ができること
- やろうと思えば一人でもできる仕事であること
たぶん、Z世代にみなさんには、別にたいしたことではないかもですが、昭和の時代は選択肢が少なかったです。
キラキラした人に憧れる
当時私は週6日?いや週7日で夜な夜なクラブ通いをしていたのですが、そこには沢山のユニークな人たちが集まっていました。
どう見ても怪しいというか、会社勤めは難しいような女の人が沢山(笑)
実際、本当に怪しいヤバい職業の人もいるわけですが、中には、自分で仕事をしている魅力的な女の人達がいて、何をやっているのか?わからないキラキラした人に私は憧れました。
そんな夜遊びの中、「ネイルを仕事にすればやっていけるかも?」と思ったわけです。
当時から私はエクステンションネイルやネイルアートをしていたのですが、東京でさえ、ネイルサロンと呼べるところは数えるほどしかなく、その料金もビックリするほど高かったです。
職業にしている人もまだ少なかったけれど、一般でもネイルをしている人はまだまだ少なかった時代。
需要も限られているとはいえ、何をしているのかわからないけどお金を持っている(笑)キラキラした人たちや、私のように夜遊びにコミットしている人に宣伝すればやっていけるんじゃないか?
そう頭の中でシュミレーションすると、ネイルの仕事だったら、自分の出した条件を全てクリアできるということもわかり、ネイルを仕事にすることに決めました。
その後、ネイルをやりたいならカリフォルニアがいいと聞き、日本では職業としてまだまだ認知されていないこともあり、カリフォルニアのネイルライセンスを取りネイリストになりました。
その後は、当初の予定通り(笑)
チラシをつくり、夜な夜なクラブで名刺を配り、自分で仕事を始めました。
ネイルの仕事を続けることができた理由
私が30年以上もネイルの仕事を続けてこれた理由、その大きなポイントは、【ネイリスト】ではなく、【ネイルの仕事】と、書いているところにあります。
ネイルの仕事というと、どうしても=ネイルサロンで働くネイリスト、をイメージされることがほとんどです。
しかし、それだと、手先が器用なわけでもなく、絵心があるわけでもなく、何事も飽きっぽい私がここまで続けてこれるはずがありません。
ネイルを【ツール】として使い、仕事をしてきたことで、ここまで長い間、飽きずにネイルに携わってこれたのだと思います。
ネイルサロンのネイリストだけではなく、美容室やスクール、ベンチャー企業で商品開発や店舗運営、イベントや、オンラインショップに出張ネイル、企業向け講習、ボランティアなどなど、ネイルを軸に考えられる、ありとあらゆることに挑戦してきました。
出張という名のもと、国内外の色んな所へ行けたのも、旅好きな私を満足させました。
また、それらに付随して、HPを作ったり、ブログを書いたり、動画を作ったり、チラシやテキスト作り、仕事で使う商材や備品選びに至るまでの、ネイルとは関係のないような、細々した様々な作業、それらがまた本当に楽しかったです!
東京のど真ん中で仕事をしていたいので、普通なら絶対に知り会うことのできないようなお客様との出会いや、色んな豪邸拝見!?もでき、私の好奇心を満足させました。
そして、なんといっても、整えられていない、時にガタガタで美しくない状態の爪から、ケアをしたり、カラーをしてアートしたり、その完成までを頭の中でデザインし、自分の思うようにひとりで施術し、美しく仕上がるまでを見届けられる。その楽しさに魅了されました。
飽きっぽく、色んなことに興味を持ってしまい、変化のない環境にいるのが苦手、何かをひとりで作るのが好き、正社員のような安定した場所にずっととどまるのが苦手な、少々オタク気質のある私にとって、ネイルを【ツール】にしたことこそが、30年以上ネイルを仕事にしてこれた理由だと思います。
天職とはなんだろうか?
小さい頃からはっきりと●●になりたい!と、その道を極めていく人もいると思いますが、これがやりたい!私に向いている!これぞまさに私の天職!と、最初から確信をもって職業を選ぶ人は、そう多くはないのではないのではないでしょうか。
少なくない人たちが、ある程度の年月をかけ、振り返ったときに気づくものではないのかな?そう思いました。
私も、今55歳にしてようやく、これは天職に近かったのかもしれないと思っています。
ネイルをツールとして仕事をしたことで、色々なことを知り、学び、知らない世界を沢山見ることができました。
この知らない世界を見る、知る、ということが、私にとって、とても重要なことであり、もともと惹かれるものなんだろうなと今になって気づきました。
自分が素直に惹かれるものに従えばいい
そして、今までの仕事を振り返ってみると、働かされているような感覚を持ったことがほぼないことにも気づきました。(ネイルの仕事でも、就職した時は例外です(゚Д゚;)社員という形で働くのが向いておらず、自分で仕事をしているのが一番いいみたいです)
こんな楽しいことして、「かわいくしてくれてありがとう!」「スッキリした!」、そんな言葉をかけてもらえて、お金までもらえるなんて私はなんと幸せなことか、そういつも思っていました。
人それぞれ幸せの形は違うけれど、仕事をしている感覚なくして仕事になっているだとか、楽しいと感じることをやって、周りも喜んでくれて生きていけるというのは、自分自身も自分が楽しませてあげられる、めちゃくちゃ最高なことだなって思いました。
この先、ネイルに代わるようなことに出会えるのか?そもそもこれからも仕事をしていくのか?さえ、自分のことながら、今の時点ではさっぱりわかりません。
でも、これまでの仕事の中で経験した感覚
- 気がついたらごはんを忘れる
- 仕事をしているorやらされている感ゼロ
- お金をもらわなくても?というか、むしろお金をつぎ込んでもやりたい
この感覚に従えば、これからの人生も楽しくやっていけるのかな?と思いました。
そして、これがそっくり私の英語学習のヒントにもなりそうだなとも思いました。
私のこれから
そんな、天職かも!と思える、私の分身のようなネイルの仕事をなぜ辞めたのか?ですが、、、
それは、自分の決断というより、人生最後の大きな節目なのかな?というのが本音です。
が、きっかけとなるわかりやすい現実的な理由もあるので、その2つもメモします。
●老眼:
もうこれが大きいです(´;ω;`)フルタイムで働くのを辞めた50歳のときに視力が落ち始め、この数年もの凄い勢いで見えなくなりました。
もちろん眼鏡をかけているのですが、眼鏡をかけても0.1mmが見えていないのだと思います。
眼鏡をかければ見えているのかも?ですが、0.1mmの感覚が以前とは全く違うのです。
正直、長年の感で、これでも仕事はできなくはないです。が、自分の思うような仕事ができず、それが自分の中でもの凄くストレスになっていきました。
●自由にフラフラしながら暮らしたい:
もうこれは、専門学校を辞めた10代のあのときから、なんら変わっていないのかもしれません(笑)
私の唯一の責任であった母がいなくなり、まさにふらふら~っとどこへ行ってもよくなったので、フラフラしながら生きていきたいです。
みなさんは2023年、どのように過ごす予定ですか?
私の2023年は、ふらふら~っと英語を学び、ふらふら~っと過ごす1年にしたいと思っています♪
では、また
ダラダラと長い記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました♡